何者 考察
一足遅れて映画「何者」を見てきました。
なんというか、「ヤスタカを見てきた」ぐらいのことしか思いつかないと思っていたのですが、思いの外よかったのでこうしてキーボードを叩いている感じです。
こうして考えると、最近は邦画がなかなかよいと感じます。まぁ本来「邦画(洋画)だから」なんてのはいけないんですが、好みの偏りなので許して下さい。
最近はゴジラ、バクマンと決定打が続き、僕の中の邦画イメージもよかった。今回の何者も素晴らしかったです。
もちろん真田十勇士とかも見てますが、まぁ書くほどのことないので割愛。ただ「邦画もいいねー」ってのをいいたかっただけ。
さて、この何者ですが、就活を通した大学生の話。
最初は「就活なんて狂っている」っつー社会風刺映画かと思いきや、そんなことはなかった。もちろんその色も濃く描写されているんですが、そこが本質ではなかったと思います。
飽くまで就活は主人公の内面を最終的に出していくためのファクターであって、いってみれば代えのきくものなんですねー。
じゃあなんで就活がテーマに盛り込まれたのか?
僕は「歪んだものに歪められた人間」をみました。
僕も就活してたのでなんとなくこのおかしな現象に何度も疑問を持ちました。もちろんなんとかなりましたが、、、。
この作品の主人公はそんな歪んだものに歪められた、誰しもにも起こりうる問題だと感じます。
就活が上手くいかず、イライラして周囲に当たったり、、、そんな皆の「あるある」を拡大したのがコレなんじゃないかなーと。
じゃあさらっと内容を。
主人公は就活生。ふとしたことで同級生やその友達と就活を一緒に頑張ることに。
しかし主人公は上手くいかず、親友や想い人が内定を決めていきます。
それもそのはず。主人公は就活2年目なんです。親友はダブって5年生だし、想い人も留学していて5年生だったんです。
そんな主人公は諭されながら、自分の小ささと向き合いながら、今日も就活に赴く。
短いですか?でも全編の内容がこれで事足りるぜ!!
ここからは軽く補足。
主人公は周りのことを小馬鹿にしていて、でもそんな周りのことが気になりまくる人間なんです。
他人のことなんかホットケーキ〜とか思いますが、まぁそんな人間もいますわな。
で、そんな周りを見下す性根は隠すんです。ツイッターの裏垢で周りを馬鹿にし続けるわけですわ。
これがバレて、それがきっかけで彼は少し変わります。もちろんそんな簡単に人間は変わらないし、もしかしたら彼は何も変わってないかもしれない。ただ省みてはいるはず。ザ・セカイ系って感じ。
実はこの作品、人によってはかなり心に刺さる作品かもしれません。
ネットの情報だけで世の中知った気になってる方、自分だけは周りの凡愚とは違うと思ってる方。あなたはどうですか?あなたの周りは?
僕はそんな人間でした。もしかしたらまだそんな人間かもしれません。
だからこそこの映画は刺さりました。心のうちにモヤモヤしたものを打ち込まれました。
自分の事を「大きな世間のうちの矮小なもの」と感じず、ぜひ見てみてください。
そして何度も見て「人としてより良くあろう」と考えてみると、この映画のよさに気づくかもしれません。
見るたびに、キャラの視点を変えて見てみるのもいいかもしれませんね、この作品には少数のキャラながら、いろんな個性と感情が渦巻いてます。そんなところもいいところです。
では次回の更新までサヨウナラ。
僕は何者なんでしょう?w
グランド・イリュージョン2 ネタバレ
始まりましたnow you see me 2。
無印がとっても好きで、この続編はとても楽しみでした。
本作の凄いところは「構成」と「演出」だと思います。一つ一つのマジックや動きに意味があり、それがのちになって一気にフィナーレへ続いていく。本当に考えぬかれた脚本構成だと思います。
そしてそれぞれがマジックというエンタメを忘れることなく、見ているこちらを楽しませてくれる。
マジックを題材にした映画って僕はあんまり知らなくて、覚えているのもヒュージャックマンのあれくらいです。
でも今作を見ていると「もっとマジックが見たい」「騙され続けたい」と思えるんですよ、こんなマジック映画他にありますか?
さて、今作の敵はダニエル・ラドクリフです。ハリーポッターでスターへと上り詰めた彼ですね。
ハリーポッター以降、久しぶりに見たという方も多いと思います。
まぁ他作品でも主演してたんですけどね、ホモ映画で。
ダニエル・ラドクリフが!!!ホモ役で!!!
あれはなかったことしましょう、僕も騙されました。彼が好きだからといって見るもんじゃない。
もう一人、前作から引き続きジェシー・アイゼンバーグが続投です。
彼もものすごく好きでして。ソーシャルネットワークなんてのは名作中の名作ですよ。
でも彼を知った映画は「イカとクジラ」でした、あの可哀想な長男役には僕も憂を覚えました。もうこのから演技派みたいなとこはあった、、、?
さて、ネタバレでーす。
前回の事件から姿を消していた4H。秘密結社アイからの指令もなく、でも何かしたい彼ら。
前作のヒロイン、ヘンリーも今回はいません。そこで新たなメンバー・ルーラを迎えオクタ社の企みを暴露しとうとします。
計画も順調に進み、オクタ社が「顧客情報を闇市に売る」という暴露をする寸前でシょーは何者かにジャックされてしまいます。
で、なんとか逃げ切ろうとするも、気づけばマカオに。敵の催眠でマカオまで眠らされ捕まっちまいました。
さて、マカオで待っていたのは裏社会から世界を動かそうと企むウォルターという人物。そしてマッキニーの弟。
彼はオクタ社の社長を目の敵にしていて、それを出し抜きたいと考えています。
そこで、「どんな情報も抜き出すチップ」を盗んでこいと彼らに命令します。
ダニエルたちも死にたくないので、渋々ひき受けました。
4人はなんとかチップを盗みますが、ウォルターにただ渡すのも癪。そこでダニエルはアイに連絡をとり、これを渡すと言います。
一方ディランはというと、4Hとのつながりがバレ、逃亡していました。
そこへ刑務所にいるサディアスから連絡が。自分を牢から出せ、とのことです。
親の仇を捕まえたのに、また出すのは癪ですが、4人のためディランはサディアスと共にマカオへ。
しかしマカオへ着くと彼は雲隠れしてしまいました。
ですがダニエルと再会できたディランは、ここでチップの存在を知ります。
ウォルターはチップを取りに来ましたが、ディランが機転を利かせてダニエルを逃がします。
ディランは抵抗しますが、まもなく捕まってしまいました。
すると、彼の前にはアーサーが。
なんとウォルターの親父だったんですねー。
これは復讐だと告げると、ディランを海に沈めてしまいます。
が、なんとか脱出したディラン。ダニエルたちに抱えられ、戦いを決意します。
さて、彼らはネットで「ロンドンででかいことをやる」と宣言しました。
チップにより悪事をバラされることを恐れたウォルター、4Hとディランを追うFBIが大晦日のロンドンに向かいました。
とびきりの規模とトリックで、観客とウォルター、FBIを騙しぬいた4H。ウォルターたちは捕まり、FBIからも逃げおおせました。
さて後日、アイのメンバーと合流した4H。
そこにはサディアスの姿が。
彼曰く、ディランの自分に対する復讐は検討違いで、彼とはパートナーで、今回の一件も彼が大きな働きをしていたことがわかりました。
さて、彼らが次に悪事を暴くのは、、、、
ってな感じでした。トリックの内容や場面は端折っていただきました。むしろそこを見に行って欲しいので。
豪華なキャストと華麗なマジック、ぜひ前作と合わせて見ていただけたらと思います。マジで最高ですので。
夏に見るべき映画はもうないかなー。
君の名は。にどこか納得できない方へ。
先日、「君の名は。」について記事を書かせていただきました。たくさんの方に見ていただきありがとうございます。
しかし、少し思い至ることがあり、また記事を書かせていただきます。
まず前提として、僕は新海誠が大好きです。なのでそんなフィルターがかかっている以上、良作に見えてしまうのは仕方がありません。
ですが、今作はあまり気に入らなかったというのが本音です。
いや、確かに面白い。とても好きです。だけど心の隅ではどこかモヤモヤとしたものが残っています。
というのも、「新海誠らしくない」という思いがあるからだと思います。
歴作を見ていて思うのは、主人公が褒美もなくカタルシスを超えているということです。
幼いながらも愛する人と別れ、その愛を乗り越え、一歩大人になっていく。それが新海誠作品でした。
悲恋というか、報われない恋というか、それが僕が好きになった理由なのかもしれません。
S・キングを好きになった理由も同じ感じです。誰も救われない、幸せになれない。僕はそんな退廃的な結末が好きです。
もちろん、作品内の世界でも、長い目で見ていけば主人公は幸せを見つけるかもしれません。
しかし、僕は描かれている結末こそがその作品であり、その先は妄想でしかないと考えています。
つまり、「君の名は。」はハッピーエンドであり、新海誠らしくないというのが、僕の中で手放しで絶賛できない理由なのです。
新海誠作品が全国の映画館で見れて、テレビで取り上げられて、多くの反響を呼ぶ。
それは新海さんにとっても、ファンにとっても喜ばしいことです。
しかし僕は、
カップルが「君の名は面白い!」なんて言っていることにすら、映画館に人が殺到することにすら、納得がいかないのです。
もちろんそんなのは自由です。言わずもがな。
誰が何を好きになろうと、そんなのは本来知ったことではないのです。
僕みたいなこじらせた野郎は、人の評価すらも気にくわない。そんなケツの穴の小さい人間ってだけす。
話を戻しますか。
じゃあ「ハッピーエンドの何が悪いの?」という話になってしまうんですが、ハッピーエンドが嫌いなわけではありません。
新海誠作品にハッピーエンドは似合わない、と言いたいのです。
本作が全然別の方の作品なら文句はありません。素晴らしいことだったでしょう。
ですが、僕の中の新海誠像とは噛み合わないのです。だからこそモヤモヤしているのです。
たとえ過去を変え、お互いに生きることができる世界になったとしても、あの二人は再会すべきではなかったような気がします。
「秒速5センチメートル」や「言の葉の庭」がそうであったように、今作もそうであって欲しかったのです。
僕は庵野監督が好きです。作品に込められた謎や演出が好きです。
僕はフロム・ソフトウェアのゲームが好きです。断片的に語られるストーリーや世界観をつなぎ合わせ、その全貌を考えるのが好きです。
僕にとって今作は、そんな彼らが僕の嫌いな「不治の病に冒された彼女との最後の思い出」的な作品を作るようなものなのです。
いや、さすがにそこまでは言いませんが、そんな感じです。
全国的に売り出す「商業的」な面があったのはわかります。もしかしたら新海さんはいつも通りするつもりだったかもしれません。だが売るためにやむなくこうした。そんな背景があるかもわからない。
しかし僕はわがままで勝手な消費者です。自分にとっての理想を追求する消費者の鑑です。
だからこうしてmacをバンバン叩いてるわけです。
さて、話をぐるっと変えますか。これ以上は何も生まない。
みなさんの中や周囲にも僕みたいな方はいませんか?
「君の名は。」は面白いはずなのに、新海誠が好きなはずなのに、どこか釈然としない気持ちをお持ちの方は。
きっと僕だけではないのです。
アニメ映画が大々的に放映される、そんないい時代になったなぁと嬉しく思う反面、どこかモヤモヤした感じ。
きっと僕らは寂しいのです。
自分だけが知っていた、推していた漫画がアニメ化で大売れした。
自分だけが好きだった歌手がタイアップで人気者になった。
嬉しいことじゃありませんか、ファンなら喜ぶべきなのです。
「応援し続けた甲斐があった」と手放しで喜ぶべきなのです。
しかし僕らはわがままな消費者です。独占欲が顔を覗かせて、その喜びを邪魔するのです。
本当に生きづらい性分ですね。
君の名は。 考察ネタバレ
早速朝一で見てまいりました。
なんたって新海誠作品、どれだけ待ったことか!
初日だけあり、とても混雑していました。
これだけの上映館数と人気ぶり、最近はアニメ映画も市民権を得てきたのかなと感じます。
さて、今作は「ある男女が入れ替わる」というお話。
おそらくではありますが、「どれだけ美しいものを作れるか」という点が強く出ていた作品だと思います。
アニメという平面的なもので、いかに風景を切り取り視聴者に届けるか?新海誠渾身の作品だったと思います。
これまでの作品どうり、風景の綺麗さはそのままに、挑戦もみれました。ただ描くのではなく、魚眼レンズで撮影したかのような臨場感やアニメ3DCGのような立体感。作品の世界にのめりこめるものだったかと。
ただ、やはり「キャラクターの内面」を重きにおいて作られているからか、どこか説明チックになりがちなのは否めませんでした。
しょうがないんですけどね、こればっかりは。アニメなんてそんなもんだし。
逆に言えば「アニメの良さとリアルの良さ」を生かせたってことなんですが〜。
ファンサービスももちろんありました。
少しだけ出てくる教師が「あれ?言の葉の庭の人じゃね?」と思えるところもありましたし、今までの作品を彷彿とさせるものも感じました。すげーなー新海誠、さすがだよ新海誠。
じゃあざっくりとネタバレを。
東京に住む滝くんと、飛騨に住む三葉ちゃんが時々入れ替わります。
お互い入れ替わり、自分の日常と他人の日常を過ごしていきます。
そんな少しありがちで微笑ましい日常もつかの間。
ある時滝くんの体に入れ替わった三葉ちゃんが、滝くんの意中の人と上手くいき、デートにこぎつけます。
滝くんはデートしますが、上手くいかず、、、。
そこで滝くんは気づくのです。「俺は三葉が好きだ」と
しかしばったりと入れ替わりがなくなってしまい、困惑する滝くん。ケータイも通じません。
そこでおぼろげな記憶を頼りに飛騨へ。
そこで知った事実は、「3年前にみんな死んでしまった」というものでした。
実は滝くんと三葉ちゃんは違う時を生きているというものでした。
滝くんが飛騨に行くその3年前、彗星の一部が予想外の割れ、それが三葉のいる土地に直撃したのです。
三葉のいる糸守町は人々とともになくなってました。
そこで滝くんは、三葉と入れ替わった時に経験したこと、知ったことを頼りに三葉にコンタクトを取ろうとします。
すると、隕石が降る当日の三葉と入れ替わることが。
なんとか町の人を助けようと、三葉の友達を説得し、避難作戦を立てます。
しかし作戦は難航し、失敗してしまいます。
滝くんは迷い、ふと思い出します。「三葉も今は入れ替わって撃て、俺の体のある場所にいるのでは?」と。
そこへ行っても、体は3年の断絶があります。しかしここは不思議な力でカバーです。
逢う魔が時になり、そこで二人はようやく会うことができました。
滝くんは三葉に作戦を伝えますが、どうにも上手くいっていない。
三葉は父である町長を説得し、避難を人々に勧告しました。
さて、現代に戻った滝くん、入れ替わりの記憶は一瞬で消え去り、自分がなぜこんな山奥にいるのかも理解できませんでした。
時は経ち、糸守町人全滅も逃れた世界。
滝くんは町でどこか気になる人を見つけます。
滝くんは今までのことを覚えていなくても、心のつながりで二人は再会したのでしたとさ。おしまい。
細かい部分や伏線は割愛させていただきます。ぜひ見てくださいっつーことで。
しかし再会した二人はどう成るんですかね?
言の葉の庭のあの二人は、結局上手くいかず普通にわかれるってどこかの記事で読んだんですよね。
まぁあの二人は「教師と生徒」というファクターがあったからでしょうが。
ないもんを邪推するのも野暮ですね、やめときます。
ではまた次回!
X-MEN:アポカリプス ネタバレ
ちょいと遅れて見てきました。
大好きなX-MENシリーズ最新作です。同時に旧世代X-MEN最終章でもあります。
あのプロフェッサーがハゲになった理由が明らかに!
今作は完全に初見お断りでした。同時に、アベンジャーズから見始めた人もお断り感。。。「あれはあれ、これはこれ」と考えて見ましょう。
しかしいつも通り感は否めない展開だったと思います。結局はジーンが全部片付けるという力技でフィニッシュ。嫌いじゃない1!
では軽く内容をば。
紀元前エジプトで最初のミュータントが王としていまして、彼は体をミュータントに移すことで何度も転生してました。しかしその儀式の途中クーデターで地中深くで眠りにつくんですねー。
しかし80年代に入り、復活します。彼はエンジェル、サイロック、若きストーム、そして家族を殺されたマグニートーを従え世界を滅ぼそうとします。彼の名前はアポカリプスです。
そこでミスティークは流浪していたナイトクローラーとともにプロフェッサーの元へ。
(この頃にサイクロプス、ジーンがまだX-MENとしてではなく、生徒としています。あとハンクも)
んで、いつも通りプロフェッサーが機械でマグニートーにコンタクトを取ったところ、アポカリプスに逆利用されてしまいます。プロフェッサーの能力を利用し、世界中の人間を操って核兵器を全て大気圏外に飛ばしてしまうんですねー。
プロフェッサーは連れ去られ、学校も爆破されてしまいます。
その時マグニートーの隠し子であるクイックが助けに!
彼らと子供達が救われたのもつかの間、ある組織(エグゼス?)に捕まってしまいます。
なんとか捕まらなかったジーン、サイクロプス、ナイトクローラーはハンクたちを助けに施設へ侵入します。
しかし見つかってしまいそうになった時、「何か」がいる檻を解放するんですねー。
なんと出てきたのはウルヴァリン!敵を皆殺しにしてたところで、ジーンたちにも襲いかかってきます。
しかしそこは万能なジーン、ウルヴァリンに記憶を少しだけ返し、ウルヴァリンは野山に帰るのでした〜。彼の話はまた別作品で見てね。
さて、ハンクたちを救出したジーンたち、カイロにいるアポカリプスからプロフェッサーを救うためジェットでゴー。
なんとかプロフェッサーを倒し、エンジェル、サイロックも倒した一行。しかしアポカリプスは強大で歯が立たない。自分の正義を信じたマグニートーやストームも加勢しますが勝てない、、、そこでプロフェッサーがいつも通りにジーンを諭します。「能力を解放しろ」と。
ジーンの一撃でアポカリプスは消滅、世間にミュータントが認められ始めます。
ここからがX-MEN新世代の始まりになるわけです。
さて、ウルヴァリンが捕まっていた施設にはまだ謎が残ります。
とは言いますがシリーズ見てる人なら知ってますよね、ミュータント実験施設です。
そんなファンサービスもありつつで旧世代X-MENシリーズこれにて完結。
まだX-MENシリーズやるなら、今度はどうでるんでしょーかね、楽しみ。
クイックシルバーがみんなを助けるシーン、最高にクールだからそれだけでも一見の価値ありです!
ではさよならー
シン・ゴジラ 考察
はい、少し遅れての参戦です。
本当に素晴らしいシン・ゴジラ。今回は感想ではなく考察を中心につらつらと、、。
さて、エヴァンゲリオンでお馴染みの庵野秀明監督作品です。
今作は「アンチテーゼ」がテーマなのではないでしょうか?
まず「シン」について。
これはエヴァンゲリオンの「最後のシ者」に通づるものがあると思います。
「死者」であり「使者」であったカヲル君のことです。
では今作の「シン」は何でしょうか?
それは「真」であり「新」であり「神」なのですよ。
前回、アメリカ版ゴジラがリブ−トされました。渡辺謙のやつです。
あれを見て「こんなのゴジラじゃねぇ!!」ってなったんでしょうか?そして「これが本物や!」と言えるものを作った。だから「真」なのです。
次。僕はゴジラ・ミレニアム世代なので詳しいことはわかりかねますが、今作は初代のリスペクトを多分に含んだものだというには理解できました。そんな懐古主義でありながら、vfxや兵器、背景などは常に新しいもので作られています。リアリティな破壊は特撮のまま、しかし違和感なくCGと合わせる技術、、
これこそ「新」たるものでしょう。
次。「神」ですね。
これは言わずもがな、地球の生物の頂点に立ち、かつ1個体として成立する。
ゴジラは神そのものってとこです。
まぁそんな神たるものを生み出してしまう要因を作った人間ってどうなん?って話なんですが。
ここら辺の神云々はアメリカ版ゴジラに似るところがあるでしょう。まぁgodzillaですから、godですから。
今作は日本のあらゆる力が集結しています。それは作品内だけではなく、現実でも、、です。
あらゆる企業や関係各所の手伝い、参考があり、初めて成り立っていると感じました。
スタッフロールであんなに企業の名前は見た事ないです。
作品内では、日本が日本のために死力を尽くしました。
「日本はまだまだやれる!」とも取れるメッセージだったと思います。米国からの圧力に屈せず、我を通す姿勢。これが今の日本に足りないものだと言わんばかりのアンチと僕は受け止めます。
そんな日本らしさを考えると、ゴジラのアクターに野村萬斎ってのも少し洒落てますね。
庵野秀明監督の引き出しを存分に楽しめる映画でした。過去の代表作へのリスペクトを忘れない姿勢は、どこか荒木飛呂彦先生の意見に通じるものを感じました。もちろんそれは今作だけでなく、エヴァ3,0でも見て取れました。(BGMなんか特にね!)
最後のシーンは深くは考えてません。あれはファンサービスに近いものと考えています。
あえてこじ付けるなら、G細胞は万能で、自分の手足となる尖兵を生んだと読むのが妥当でしょう。
その形の最適解は人型であるというのは、自分を苦しめた敵(人類)を模すのも理解できます。
このG細胞云々はエヴァVSゴジラでやってくれりゃー満足です。
今回はあくまでも「絶望を前に足掻く人間たち」がメインですから。
映画とかに感情が乗りやすい人は、このアツさにきっと泣くでしょう。僕は泣いた。男泣きした。
お涙頂戴なんかではなく、心のそこから震える気持ち。男とか女とか関係なく、この熱を感じて欲しい。
本当にいい映画でした!!!!!終わり!!!!!
デッドプール ネタバレ
待ちに待ったデッドプール公開日です。早速見てきたのでここに書きます。
さて、ぶっちゃけるとそこまで期待していたほどではなかった、、、。よくもわるくもファン映画だったかと思います。
今作では「なぜデッドプールが生まれたのか?」ということのみに焦点を当てられていまして、踏み込んだ内容にはなっていないんですねー。よくある復讐劇。
新たにファンを取り込むための作品だと思えば、まぁ納得。
だけどなー、アベンジャーズ2やシビルウォーの後に公開となると、やはり見劣りしてしまいますね。しかも元のx-menが過去3部作の真っ最中ということもあり「どう繋げたいんだ?」って感じ。
皆が皆、マーベルに精通してると思うなよ、、、?
ただのスピンオフだったとしてももう少し欲しい!!
さて、デッドプールがまだ人間の頃、恋に落ちて結婚します。しかし末期がんが判明し、デップーは弱った心につけ入れられ人体実験施設に捕まるんですねー。
で、超再生を手に入れて黒幕のフランシスに復讐だーうおーー。
で、倒して女ともよりを戻して終わりです。
内容なんてのはこんなもんで十分でしょ。
デップーの送られた人体実験施設なんですが、ウルヴァリン0の時と全然変わらなくて凄く懐かしかった。
、、、まぁウルヴァリン0と今作は絶対に同じ世界線ではないんですがね。
今作は時代的にはx−men3の後なんですかね?またはF&P前半の前とか?わからん、、、。
一応x-men系列なんでそこだけは理解してないと初見さんビビりそう。
後、不死の理由がありますがそこんところは他作品の敵が関わってたりするので、、、さすがに今作だけじゃ尺が足りねぇ!
wikiでも見ておさらいだ!!
(フィーリングファクターって超回復と不死でしたっけ?不死性はまた別だろう?ワカンねぇ)
演出とかストーリーの見せ方とか、マーベル作品の中でもいろいろと挑戦した方だなと思います。一味違うって意味では見てみるといいかもですね。
ただミーハー向けなのは間違いないので物足りないかもですね、責任は取りません。
もうこの作品に言いたいことはないので終わり。
あーーヴァネッサとDJスタンリー好きすぎる。