溜息の沼

愚考

バクマン。 ネタバレ感想

すこし遅れての鑑賞。

期待していなかっただけに鑑賞後の満足感がはんぱなかった。
演出・美術・音楽すべてがいいなんてこんな映画は久しぶりです!!まぁ内容はおいといて、、、。

音楽は見ていればあることに気づく、「あれ?なんかどのBGMもサカナクションぽくね?」
この映画の主題歌だけでなく音楽もサカナクションなんですよ!
もうサカナクションのメロディーラインが前面にこれでもかとでてます。
主題歌の「新宝島」ですが、これは昔の漫画のタイトルから来てるんでしょうか?作者は忘れた。歌詞も「描く」とかそんなんですしぴったりですね。

美術面も素晴らしく、細かな道具めでかなりこだわってるのが見受けられる。金かかってんだろうなぁ、、。
プロジェクションマッピングとかやばい鳥肌。
エンディングのスタッフロールもこだわりがでています。ただスタッフの名前が流れるのではなく、ジャンプ漫画の単行本背表紙に役職とスタッフ名!見たことのある背表紙にスタッフ、、、鳥肌ですわ、サイコーかよ、、、。
漫画好きが熱くなるような画の数々。

こういった演出にこだわる一方で、カメラアングルはほぼ一定。ヨリで撮っているばかりなんですねー。
最初は気に食わなかったんですが、多分これは演出かと思います。
全体が漫画の話なだけあり、漫画風なカットにしたんじゃないでしょうか?
漫画って顔のアップで感情とかをくみ取りやすくすると思いまして、それにちなんだのかなぁと一考。


しかし唯一残念なのは脚本でしょうか、、、。映画用に原作のいいところまでを描きつつ省いて省いて、、、と。原作ありきの映画にはよくある手法、しかしこれが難しいとこですね。なんだか歯切れはいいんですがもう少しオリジナル面を出しても良かったかと思います。
ましてやバクマンは原作漫画がとてもうまくできていて、終わって全体が楽しい漫画でした。
これだけの映画位一本では中途半端になっちゃいますよ、、、。かといって全編再現は尺がたりない。
ならば続編を出してください!このクオリティでやれば最高の映画ですよ!


ストーリーですが、90パーセント原作通りになっております。しかし漫画を読んだことのない人には少し早足に見えてしまいますかね?2時間で二人が初連載~打ち切りまでをやりますからね。

もうネタバレすることなんてぶっちゃけないんですよね。。。だって漫画も完結してるしアニメもあるわけですから。
「漫画バクマンの終わり方に不満」なんて方も中にはいるみたいですが、あれは「最高に盛り上がったとこで綺麗に終わる」という漫画内のやり方をリアルにやっただけですからね?あれでよかったんや、、、。

最初は「サカナクションが主題歌だし観とくか―」程度だったんですが、個人的に邦画としては今年一!ジャンプらしくアツいです。漫画好きなら是非見てほしいむしろ見ないでどうする。

ってくらいすき。みんなで見よう!


なんかサカナクションの事しか書いてないですね。反省。
では~