溜息の沼

愚考

サバイバルファミリー 感想

矢口史靖監督の最新作を一足遅れて見ました。
矢口監督といえばウォーターボーイズスウィングガールズが有名ですね。
僕もこの作品が好きで、今回も矢口監督ということで足を運んだ次第です。
見終わって見ると、とてもいい映画だったと思います。僕は家族ものに弱いんだぁ、、、。
ウォーターボーイズのような爽やかさ・爽快さはないんですが、優しさに溢れた映画だったと思います。家族が恋しい、、、。

さて、内容はと言いますと「電気が突然なくなった世界で生き残る家族の物語」です。
こういった時にどう生きるのか?そんな内容だと、滅亡ものなんかはメッセージ性が強かったり、人類への警鐘なんてのが強調されるんですが、今作はそんなものはありません。
家族の絆が温かい、それだけでいいそれがいい。

最近は名監督の微妙な作品が記憶に新しく、不安はあったのですが今回はマジあたりでした。


簡単なネタバレ。


冴えない父、普通の主婦、スマホばっかりいじってる兄妹と、あんまり仲が良くない家族。
ある日、電気もガスも電池も、何もかもが使えなくなります。
このままでは生きていけないということで、東京から祖父のいる鹿児島へ向かいます。
そんな旅の途中で出会う人たちと支えあい、家族間の絆を取り戻すお話です。
3〜4ヶ月かけ、なんとか祖父の入り鹿児島へ。
そこで電気はなくとも、支えあい生きる家族。

2年ほど生活していた日のある朝、ふと目が覚めるパパ。なんと電気が戻って来たのです。
東京に戻り、たくましくなった家族にはもう喧嘩なんて起きません。
どうやら電気が世界からなくなったのは「太陽フレア、もしくは彗星の影響」だったそうな。
つまるところEMPだったってことですね。
大変な思いもしたけど、家族の絆は深まった。。。というお話でした。

特筆して書きたいことも伝えたいこともないのでこんなとこで。
ただ観てほしい、それだけです。本当に良かった!ありがとう矢口監督!

では〜