溜息の沼

愚考

バードマン・エイプリルフールズ 考察

お久しぶりです、半年ぶりにかきます。
というのも、この半年間はかなり忙しく、しかし充実した時期でした。映画にもいけないほどに。。。

忙しいのはいいことですよね、きっと。急がば回れなんていいますが回っている暇があれば手を動かしたほうがいい。回って回って目がまわったら元も子もありません、目をまわすのは飲み過ぎた時だけで十分。

まぁちょこちょこ映画を見にはいったんですよね。バンクーバーの朝日とかミュータントタートルズとか。でもね、どっちもブログに書くほどの映画じゃなかった。メッセージ性も特に感じず、「ふーん」みたいな感想もでなかった。映画を見た後って、だれかと感想を共有したいとか、なんか言いたいとかあるもんですが、特になかった。。。

んじゃ、今回みたエイプリルフールズとバードマンはどうだったか?

・・・ちょっと言いたいことがある。

軽くネタバレしときますか。


エイプリルフールズなんですが、期待以上でした。群像劇といえばそうなんですが、うまく絡み合っていて、踊るレジェンドシリーズを見たかのような完成度でした。
そして何よりも泣けた。家族愛とかマジでやめてくれ涙がとまらないコンタクトがズレる!!
監督の石川さんですが、リーガルはハイの演出をやった方だそうで。
なるほど、この人はこんなこともできるのか。と。今後名前もどんどん」出てくる方かもしれません。
作中、リーガルハイにつながる(といっても登場キャラが出てくるだけ)ファンサービスもあり、楽しめました。
作中では「嘘も時には奇跡を起こす」という言葉がベースになっており、話も大体そんな感じ。笑いもあり涙もありで、見事な映画だったとおもいます。
嘘つきは誰だ、なんて銘打ってますが、結局全員嘘つきなんですよね。エイプリルフールだけじゃなく、日ごろから。しかし、他人を傷つける嘘をついている人やそうでない人とか、みんな思うところがあって嘘をついているんですよね。そんなことは昔から言われてますが、改めてここで言いたい
「嘘も方便」

考察なんですけど、特にないんですよねぇ。
しいてあげるならば。。。
「占いのばぁさんが、嘘をついているうちに、その嘘が本当になるようになった」ですかね。
本当に霊能力のあるバァさんなのかもしれないし、偶然なのかもしれない。
一番の謎キャラであり、スパイスでした。

ってことで、この映画はオススメします。

だけど石川さんホモネタすきだなぁ、、、リーガルハイで味をしめちゃったかな?
やり過ぎは簡便です。



さて、本命のバードマンですが、面白いけど好きじゃなかった!
編集小見戸はいえ、1カット映画を作るのはよほどの労力だったでしょう。
ところどころ演出が気に食わなかったですが、、、



さて、ネタバレを。

過去にバードマンという映画でスターになった落ち目の俳優リーガンですが、名を売りたい、もう一度スターになりたとブロードウェーミュージカルの監督脚本主演をつとめます。しかし災難続きでプレビュー公演も事故ばかり起きます。しかも頭の中で、もう一人の自分が責めてくる。もうボロボロなわけです。
いろいろあって、本公演では自分に打ち勝ち、壇上で自殺未遂です。
まぁ生きててよかったねなんて終わり方で上手くいかなかった娘との関係も。ミュージカル批評家のおばさんも「本当に体を銃で撃つなんてやるじゃん、スゲーよ」ってんで大成功万々歳!なハッピーエンド。

なんて映画じゃないよこれは、、、業が深い映画でした。


リーガンは超能力がつかえましてね、空を飛んだり浮いたり、物を念力で吹き飛ばしているんですよ。最初は「本当に使える」なんて思って見てたんですが、たぶん全部妄想。
そう思いいたったのには、途中空から飛んで帰宅シーンのことです。なぜかタクシーのおじさんが帰宅したリーガンを追って金を払えと怒鳴り込んでくるわけですよ。
まぁ頭の中でもう一人の自分と会話しちゃうくらいですからね、全部妄想でしょう。
そして、その自殺未遂のおっさんが、窓から飛び立とうとするんですよ。
娘が病室にくると部屋にもトイレにもいない。窓が開いている、まさか、、、
しかし娘は窓を覗いた後、顔を上げて笑うんですよ。ここで暗転、おわり。

娘もヤク中病院出身のマリファナ常飲ですからね、マリファナ吸った直後で狂ってた。もしくは、親父が死んだのを確認して喜んだかだと思います。
リーガンも飛び降りる瞬間に、もう一人の自分に「サヨナラだな」とか言ってますし。。。
しかもパトカーの音まで聞こえてんだからこれはもう、、、ねぇ?

もちろんただの考査湯です、普通に飛んでいってハッピーエンドかもしれません。


そんでまたこの映画、メッセージがド直球。
「はでな映画の世界にもどれ、そうすりゃニキビ面のオタクが喜ぶぜ?」みたいな、「おまえらどうせ派手な映画しか興味ないんだろ」と言ってますからね。これをぜひもっと多くの人に言ってくれ!
本当にそんな奴らばっかりだから、図星にしてやってくれ!
、、、派手な映画も面白いから見るけどね、ぼくはこんな自分を批判されたいんです。
他にも「映画の役者ごときがこのミュージカル劇場で監督脚本主演なんて傲慢だわ」みたいなのありますが、この映画を作った人はどれだけ批判がしたいんだ、と。言いたいことを言いまくりさすがに挑戦的過ぎですよ!
たぶん、それを言っちゃうくらいだから、自己批判のできる、迷えるひとなのでしょう。すご。


ここまでかきましたが、やっぱりきらいですわ。面白いけども、、、
面白い=好きではないんだなと改めて感じました。
(嫌いだな~。。でも、悔しいけど面白いな」ってな感じ。なんでも好き好きいうほど脳死したくないものです。

まー。ベン・スティラーのLIFE!が好きな人なら見れるんじゃないですかね?
とりあえず、僕の中では「面白いけど嫌い」な映画がこれなので、、、。
自分との葛藤とか妄想とか、似てないこともないかも?


誰も幸せにならない終わり方、すきだけどね!


見といて損はないはずです、アカデミー賞が云々言ってますし~(アカデミー賞映画なんてろくなもんじゃないですが


ではでは~



あ、去年の映画館鑑賞本数、45本でした。もうすこし!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ネタバレ

遅ばせながら、今回は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を見てきましたよっと。
マーベル作品だし楽しみだったのですが、気づいたら公開から一週間経ってましたね。
原作知らないので頭空っぽにして見てたんですが、これがまぁ面白い。アベンジャーズより面白かったです。
舞台は銀河ということもあってスケールがデカい、なんだかスターウォーズみたいでワクワクしました。
ただ、予告で「宇宙版ワンピース」とか言ってましたが、これは個人的にないなと思いましたわ。
なんでワンピースありきなんですかチクショウ(ワンピースは好きだけども。

キャストにはあんまり興味がない僕ですが、まさかWWEレスラーのバティスタが出てるとは思いもしませんでしたよ、PPVはどうしたPPVは。

仲間とか世界を救うとかすこしむずがゆいかもしれませんが、アツい内容だったからもう何でもいいです。

そんじゃネタバレです









小さい頃、母の死のショックで外にとびだした主人公のピーターはそのまま宇宙人にさらわれてしまいます。そんで売られずに育てられて26年後、廃墟の惑星モラグでオーブと呼ばれる球体を盗みます。
しかし仲間には渡さずにこれを横取り、他のバイヤーに売り渡そうと考えます。仲間だった盗賊のヨンドゥに懸賞金をかけられ、オーブを狙っていたロナンにも狙われます。ロナンはガモーラを刺客に、懸賞金目当てで襲ってきたアライグマのロケット、植物宇宙人のグルートに狙われます。街中で暴れまわる4人は惑星ザンダースのシバ軍に捕まってしまいます。

オーブを売り、ロナンから逃げたいガモーラ、金が欲しいロケットたちとピーター。
ガモーラのオーブ取引を4人で山分けにするということで利害が一致、脱獄を決意します。
刑務所にはロナンに妻子を殺された破壊王ドラックスも加わり、脱獄に成功します。

この脱獄もまた面白い、ユーモアもありつつ派手なバトルシーンもありでなんだか笑みがこぼれるので是非。

さて、脱獄した5人ですが、取引相手にオーブの中身を聞くと、オーブとは「宇宙誕生の際にできた力の結晶体」だそうで。その力は5人の前で奴隷が使い身体ごと粉々に砕け散るほど。
危険だと感じたピーターたちは「これをシバ軍に保管してもらおう」と考えます。
しかし、ドラックスはロナンを倒したいがためにこの惑星に裏切り者のガモーラとオーブがあると密告してしまいます。
ロナンに立ち向かうドラックスですが、簡単に負けるわけです。もちろんオーブは奪われ、ピーターたちはヨンドゥたちに捕まってしまいます。

ピーターたちに殺されそうになるピーターですが、「あのオーブを奪い返してそちらに渡す」
という条件でなんとか危機を回避。
策も何もないピーターたちですが、5人で力をあわせて銀河を救おうと結束を固めます。
アウトローで仲間なんていなかった過去に闇をかかえる5人ですが、この結束シーンはなかなかグっとくるものがありました。

ザンダースにオーブをたたきつけるだけでロナンは勝利できるので、なんとかロナンの戦艦が着陸するまえに倒そうと画策します。
シバ軍、ヨンドゥ率いる盗賊団、ピーターたちがそれぞれやれることをやり、戦艦に乗り込むピーターたち。しかし、強すぎるロナンたちに一撃を与えられずに戦艦は着陸してしまいます。
グルートの身を挺した守りで一命をとりとめたピーターたち。
しかしロナンも生きています。
ピーターが気を引いているうちに再び一撃を加えるロケットたち。なんとかオーブを取り返します。
しかし、強すぎるオーブの力で身体が粉々になりそうなピーター、そんな力の渦に飛びこみ力を貸す仲間たち。オーブの力でなんとかロナンを倒します。

ザンダースのシバ軍とも和解し、オーブを預け再び5人で旅に出るのでしたとさ。


補足:オーブを受け取る予定だったヨンドゥですが、オーブの偽物をピーターから受け取る(偽物とわかっていた模様。

グルートですが、植物なので時間が経てば復活します。

オーブによりピーターの身体が粉々にならなかったのは、生き別れた父親が古代の宇宙人だったため。(地球人とのハーフだったようで


かなり端折りましたが、まぁ大体こんな感じだったかと。
70~80年代の名曲が作品を彩っていて目も耳も楽しい!
コミカルなキャラたちがまたいいですよ、見ていてクスッとしちゃいます。


誰でも楽しめるとてもいい映画だったと思います。
次回作も(多分あるでしょう)も楽しみにしていまーす。


それでは

猿の惑星 新世紀(ライジング) ネタバレ 感想

この連休の間に先行上映している猿の惑星・ライジングをみてきましたよー。

無印の猿の惑星が70年代だったでしょうか?そうおもうとなかなか息の長い作品ですね。
小さいころにみた猿の惑星が本当に好きで、創世記の時もワクワクしながら見に行きましたよ。

創世記はエピソード0にあたる作品で、無印を見ている人にはファンサービス的なのもあり、かなり好きです。何よりも泣けます。

さて、今回の新世紀はそれから10年後のお話になります。エピソード0-2とでもいいましょうか?
創世記のメンバーもそのまま存命し活躍しますよ!シーザーだけじゃないんです。



でもね?内容は普通なんですよ。。。面白いのですが、うーーん、、、。
リアルに「俺たちの戦いはこれからだ」みたいな終わり方なので、ちょっと、、ね?
このままエピソード0-3に突入ですか???


今回はかるくネタバレしますね。





シーザーたちが森に逃げ、独立したコミュニティをつくってから10年後の世界が舞台です。
この10年の間にシーザーの頭を良くした薬がげんいで、猿インフルエンザが世界中に蔓延、10年で人類は数%まで減少してしまいます。

「猿は猿を殺さない」というおおきな誓いをたて創世記メンバーは森で暮らしていました。
そこに、森にあるダムの発電施設をつかって、少しでも文明社会を取り戻そうとする近くのサンフランシスコで生き残っていた人々と猿が遭遇します。

まぁ目の前に武器をもった猿がいたらビビりますわな、発砲します。
シーザーたちがかけつけ、英語で人たちに「出ていけ」と威嚇、その場は取り持ちます。
しかし諦めきれない人類代表のドレイファスというおじさん。シーザーに特別なものを見出し人類と猿の未来を考えるマルコムはシーザーに接触をはかり、お互いにより良い方向へいこうと歩み寄ります。
シーザーもやさしい人間に育てられた身、助け合いを模索します。

しかし人間に実験動物として虐げられてきた創世記メンバーのコバは納得がいかず、部下を引き連れて人間から武器を奪います。

ダムの整備もおわり、町に電気が送電された夜、コバは村に火をつけた後、奪った銃で影からシーザーを撃ちます。
シーザーが高台から落ち、コバは影から銃を拾い上げ「人間がシーザーを殺した、人間が村に火をつけた」と仲間たちを囃し立てます。
マルコムたちはなんとか村から逃げ出しますが、猿たちは町へ攻め込みます。

奪った銃で一気に人類を倒そうとする猿と、それに応戦する人類の戦いが一晩続きます。
夜が明けるころには猿たちは武器を持った人類をあらかた殺し、今度は逃げる人々を捕まえていきます。コバは「今度はお前たちが檻に入る番だ」と人類を町の一か所に集めます。
途中、コバは抵抗する人間の武器を奪い、猿仲間のアッシュに殺せと命じます。
しかしアッシュはこれを拒否、殺せないと言いました。コバはこれにいかり、アッシュを見せしめに殺してしまいます。
シーザーがいなくなった今、リーダーは俺だと言い張り、シーザー率いる穏健派も檻に閉じ込めてしまいます。

一晩あけ、森を下るマルコムたち。そこで、倒れたシーザーをみつけます。コバを止めねばとシーザーは決心し、マルコムたちと共に町へむかいます。
町の一角でシーザーはここに下ろしてほしいと頼み込みます、そこは創世記でシーザーが人間の親と過ごした家だったのです!なんてアツい展開!

で、家で手術をするためにマルコムは人間狩りの行われている町へ薬を取りに戻ります。
そこで出会ったのはコバののいうことを半信半疑で従っていたシーザーの息子、ブルーアイズだったのです。(上では書いてませんが、最初から出てますよー)

マルコムと共にシーザーの元へ戻るブルーアイズ。そこでシーザーからの「仲間たちを檻からだす」という命令を慎重にこなしていきます。

少ないながらもシーザー一派が家に集結します。怪我を治したシーザーはマルコムとともにコバのいるタワーへ向かうのです。

タワーの地下に差し掛かったころ、生き残りのリーダー・ドレイファスに見つかりそうになります。マルコムはシーザーたちの存在を悟られないようにドレイファスと合流、その隙にシーザーたちはタワーへ登るのでした。

タワー頂上、群れの本当のリーダーを決めるためコバとシーザーは一騎打ちをします。

そんななか、ドレイファスは連絡の取れた軍隊を呼んだ、そしてタワーを地下から爆破するとマルコムに告げるのです。
シーザーに希望を託したマルコムはドレイファスを止めようとしますがドレイファスは強行、タワーは爆破により傾いてしまいます。

タワーは半壊、足場の悪くなったタワー頂上で2匹の戦いがつきます。
銃を拾い乱射するコバ、シーザーは隙を突きコバを突き飛ばします。
落ちそうになるコバのもとにシーザーは歩み寄ったところ、コバは「猿は猿を殺さない」という掟を口にだし、助けを乞います。しかしシーザーは「仲間を殺すお前は猿ではない」とコバをタワー下に落としたのでした。

再びリーダーに戻ったシーザー、生き延びたマルコムから「逃げるんだ」と諭されますが「戦争を始めたのは猿、人間はきっと追いかけてくる」と言い、戦うことを仲間に伝えます。
そして、マルコムを逃がし、シーザー率いる猿たちは、、、


ってのが今作の流れになります。
普通ここでおわるか?ってのが本音です。ただ、本編の始まりのカットと終わりのカットがシーザーの目のどアップというのは監督のこだわりを感じました。

無印では「特殊メイクの凄味」が評価された猿の惑星ですが、CGとモーションキャプチャーで合成されまくりなリブート猿の惑星、、、な創世記、新世紀。
もはや何が評価されるのかわからんです。

猿の惑星シリーズを見たことがある人は是非、今作が初めての人は見なくてもいいかもです。
どうせなら新世紀みてからをオススメします(あたりまえですわな、、、


それでは

LUCY ルーシー  ネタバレ 考察

はてさて、今回はルーシーの感想ですよ。
この映画、予告編をみて気になった方も多いと思うんですよ。だからかな?なかなかたくさんの方がいまだに見に来てらっしゃいました。
しかし内容は予想どうりメッセージ性の強いものだったと思います。
映画が終わった時の劇場に深い溜息が充満したのが忘れられません。
あちらこちらから感想が聞こえてくるわけですよ、
「こんなの監督の自己満足だ」「なんかよくわからなくね?」そんなんばっかです。。。




いやいやいや、たしかに思い付きで見に来た人にとったらそんなんかもしれませんよ?
でもね?ぼくにとっちゃあなかなか考えさせられる内容だったわけですよ!!
そうじゃなくても皆大好きモーガン・フリーマンとエロエロなスカーレット・ヨハンソンが観れただけでも儲けもんだろうが、と。

まずはネタバレします。




















韓国である男と出会うルーシー。ある日、男から無理矢理マフィアの闇取引の運び屋として利用されてしまいます。
拉致されたルーシー。気が付くと腹の中に「cph4」という薬が1キロ、埋め込まれていました。
マフィアからの命令は「それを母国の仲間の元まで運べ」というものでした。
他の運び屋の男3人が外に連れられて行き、最後にルーシーがどこかへ運ばれていきました。
運ばれた先の監禁場所で、ふとしたことでお腹の中の薬袋が破けてしまいます。
すると、ルーシーはありえない苦しみ方をした後、覚醒します。
普通の人間が10%ほどしか脳を使っていないことに反し、覚醒したルーシーはこの時点で20%も覚醒しています。
身体能力が上がるったルーシーは敵をたんたんと殺していきます。そんで30%になるころにはマフィアたちを瞬殺、ボスも軽くお仕置きしちゃいました。(殺しはしなかった)
で、病院で医者を脅し無理矢理オペ決行、腹の中の袋を取り出します。この時点でルーシーは「この薬がないといけない」と確信しています。本能的に「完全に覚醒しなくては」と気づいていたのでしょうか?
しかし覚醒の先がわからないルーシー、そこで脳科学の権威であるノーマン博士に連絡をとります。そこで、とりあえず会うことに。

さて、もはや電子機器すらも操れるルーシー、パリの刑事にミッションをあたえます。ほかの運び屋の場所と顔を教えるから捕まえて、そんで腹の中の薬をよこせ、と。
冗談かとおもう刑事ですが、カメラもないのに自分のことが言い当てられたりと、理解の範疇をこえた現象に、これを承諾。空港で犯人たちを捕まえます。
そしてパリへ向かうルーシーですが、飛行機の車内で体が塵となり消えかけてしまいます。細胞が生きることに今は適さないと判断したのでしょうか、体が消えていきます。焦るルーシー、慌てて腹の中から取り出した残りの薬を摂取します。
意識を失うとそこは空港。あっちゅーまに回復したルーシー。刑事たちから銃を向けられるも他人の意識を操れるためなんなく逃亡。刑事も随伴しちゃいます。
捕まえた運び屋の元にはマフィアの姿が。薬だけは警察に渡すわけにはいかないと襲撃します。
薬を回収し帰ろうとするマフィア。そこへルーシーが到着します。
ルーシーは重力を操り、マフィアたちと戦うことすらせず薬を奪還。刑事を連れて博士の元に向かおうとします。
しかしここで刑事が「俺は必要か?」なんて言っちゃいます。そしたらルーシーさんったら刑事にキスして「思い出に」なんて洒落たことを。こんな美人にキスされたらだれだってついていくっつーの。。。


外で逃亡するルーシーを目撃したマフィアのボス。これを追いかけます。

博士とその仲間と合流したルーシー。しかし外からはマフィアが攻めてきます。刑事の呼んだ守りも突破されそうです。時間がないということで回収した薬をすべて摂取するルーシー。
すると、脳はみるみる覚醒していきます。細胞が体中から触手のように伸び、周りの機械からなにからすべて取り込んでいきます。そして博士からのアドバイスである「生き物の目的である【知識を残す】ことを遂行するんだ」ということを実行するため独自のコンピュータをその場に生成します。
(あくまで生物ですが、もはや細胞でコンピュータを生成しちゃいます)

生物としての到達点になるころには、地球の記憶にも干渉できるようになります。肉体は部屋に残っても、意識だけは世界中のどんな場所、どんな時間も行くことができるように。

そんなところにマフィアのボスが乗り込んできます。
しかしルーシーはその瞬間に脳が100%に覚醒。細胞は繁殖をやめ不死になり、1つに統合されて体を失います。
姿かたちのなくなったルーシーに驚きを隠せないマフィアのボスですが、後ろからの刑事の弾丸で死亡。刑事が「ルーシーはどこに。。」とつぶやくとケータイの画面に「I am everywhere」と表示されているのでした。
そこにのこされたルーシーのコンピュータですが、USBを生成し崩壊、ルーシーの声で「人類の進化は始まったばかり」と締めくくられます。




考察ですが、ルーシーは個体を捨て世界の一部になったのでは?ということです。抽象的な表現になってしまいますが、一ではなく全になったということです。最後が最後なのでこんな表現になってしない伝えにくいのが残念でなりません。
ともかく、生物としての役目を終えたので、ルーシーは体を捨て意識だけの存在になったと。


これはもはや、神と呼べるのでは????


そんな話はさておき、この映画のメッセージとはなんでしょうか?
「人類の進化は始まったばかり」とあるように、これから人間の未来のあり様を
皮肉っているのかもしれません、もしくは、進化した人類が出てくることへの警鐘でしょうか?
最近公開していた「トランセンデンス」でも同じようなメッセージが受け取れました。
形は違えど、人類の進化の先を危ぶむ内容だったので、もしかしたら最近の流行が「人類の行きつく先」を覗く、そんな感じなのかもしれませんよ。


せっかくお金を払って観ているのです、ボーっと見てたらもったいないですよ?
ちょっと真剣に映画を見たい方、オススメですよ。


それでは

イントゥ・ザ・ストーム 感想、ネタバレ

さてさて、今回は「INTO THE STORM」台風の脅威を描いた作品です。
内容はよくあるパニック映画といいましょうか?ちいさな人間が台風と対峙します。
しかしこれがなかなかおもしろい!ぼくなんて泣いちゃいましたよ。まさか泣くとは思わなんだ、、、。
CGすげぇな、とかそんなもんかと思ってたので少し意外です。
ちと見たほうがいいかもしれませんよ?手に汗握りまーす。






さて、ネタバレしますか。





今作は巨大なタイフーンを追うカメラマンたち、タイフーンにより命の危機に陥るも、懸命に逃げ延びようとする家族が中心に描かれています。
タイフーンのスクープ映像で金をもらう男ピートとその仲間たち。
息子がタイフーンで生き埋めになっていることを知り、危険をかえりみず助けに向かう父親ゲイリーと次男。

異常気象により突然発生するタイフーンを追い、逃げ、そして生きるためために戦う男たちのは涙がとまりませんよ!!!


ゲイリーの息子が生き埋めになった経緯ですが、想い人ががきっかけです。
ある女の子が廃工場を撮影したのですが、提出日になるとデータが破損してるじゃないか!ってことになりまして、じゃあ今から撮りにいこうとなったわけです

しかしタイフーンにより工場は崩壊、二人は間一髪で命の危機は脱しますが生き埋めになってしまいます。しかしタイフーンが再度あらわれると水道管が破損、水がたまり始めたのです。
水死も時間の問題となり、もう顎下まで水がきたころ、二人は覚悟をきめ遺言を録音しはじめます。
もうダメだというその時!親父たちが助けにきました!
しかし鉄骨が重くてどかせない、、、しかしこのままでは溺死してしまう!
機転をきかせ車で鉄骨にアタックし、なんとか這い出てくる女の子。しかし息子は出てこない、、、ゲイリーが慌てて飛び込むとロープ的なものが足に引っかかっています。なんとか助け出すも、息子は息をしていません。必死に息子を助けようと心臓マッサージをするゲイリーの父親としての姿にわたくし、もろ泣きしました、、、。

まぁパニック映画なので、人は死にますよ。より良い映像を撮ろうと台風に近づくあまり、車の火を巻き上げた火災旋風に巻き込まれ死亡、とかね。

ちょいキャラでyoutubereがいるんですが、途中タイフーンにあっけなく巻き込まれるお兄さんもいたなぁ、、、最後のシーンで木に引っ掛かりながら「おい!今の映像撮ってたか!?」みたいなのもありました。

一番の見どころは最後ですね。
息子を助け出し、ピートたちも逃げることに。しかし、巻き上げられ墜落してきたバスなどに行く手を阻まれ迂回とかしてたらとうとうピンチに。
水道管の工事現場につき、マンホールから入って避難をする面々。しかし、水道管も工事途中、管と外界は鉄格子だけがあるだけで、このままでは全員タイフーンに巻き上げられてしまいます。
そんなとき、ピートが立ち上がり台風撮影用装甲車、タイタスに乗り込みます。
装甲車の重さとウィンチを活かし、なんとかしようとこころみます。
タイフーンが真上にきて「台風の目」の中で一時の静寂のあと、再び暴風にさらされます。

タイフーンが去るその瞬間、健闘むなしくピートはタイタスと共に空へ飛ばされてしまうのです、、、。
嵐の中巻き上げられたピートはタイフーンの上空で美しい空をタイタスの中から見ます。
そして、、、地面へ落ちていくのです。


そんなタイフーンという化け物に立ち向かった漢チックなパニック映画「INTO THE STORM」
ぜひとも見ていただきたい!!



それでは

トランスフォーマー ロストエイジ 感想・ネタバレ

さてさて、やっと行ってまいりました。
放映から一週間も経っているので適当に感想です。


なんというか、いつも通りのトランスフォーマーなんですよねぇ、、、。
いまさら何が変わるわけでもなしに。
言いたいことはありますよ?もちろん言います。

が、このシリーズの重要な要素として「ライト層が見に来る」というのがあるとおもうわけですよ。
もちろん、トランスフォーマー作品が好きな人、ただ映画が好きだから見る人もいるわけです。
しかし、そんな人間は極少数です。ならば、「トランスフォーマーシリーズな最新作なら見てみよう」とかんがえる層にむけて作られるのはまっとうな理由なわけです。
だからこそ「なんだか物足りない」と感じる方も多いと思います。

3時間ちかく上映時間があるのにも関わらずこの内容の薄さには中々がっかりしたのが本音です。
3時間もやったのに消化不良をおこす始末です。
例を出しましょう(ネタバレはいります)



・イェーガーの妻とはなんだったのか?
作中には出てきませんが、主人公の思いの中には彼女がいるはず。しかし、なぜいないのか?そして、あれだけ「俺の土地だ!」と息をまいていたのにその設定をとっとと忘れるとことか、もうね、、、。
さっさと戦いの中に巻き込まれればいいのに、前半はダラダラ家族の環境を見せられるこっちの身にもなってくれ。家族の絆を描くにしては作品選びも時間配分もストレスマッハです。


なかには「中国アピがうざい」なんて感想もあるそうです。まぁね、たしかに推しすぎ感はあります。この部分を削れば20分は短縮できたのでは?とおもうほどに。
ですが、スポンサーというバックアップがいる以上、クライアントの要望には応えなければいけないのが社会です。そんな仕方ないことをやいのやいの言わなくてもよろしい。
(そのうちディレクターズカットやるだろうから、それが一番おもしろいかも、なんて、、、)

さて、今回のメイン敵はロックダウンということでよろしいのでしょうか?それともCIA?
それとも、、、、次回作での活躍を期待されるガルヴァトロン(生まれ変わったメガトロン)?

見た方ならお察しいただけたでしょう。そうです、今回はラストに向けての前座(準備)作品だということを!
単行本にもたまにあるでしょう?作中の大きな事件の前の下準備回が、、、。
あれをじっくりダラダラやったのが今作。だから僕も見ていてダメージはなかったよ(血涙

あとは適当にネタバレします(はなほじ


頭だけになったメガトロン。これをもとに人工のトランスフォーマーが制作されたけどメガトロンが逆ハッキングして新生したよ(どーん

ダイナボット(恐竜型のトランスフォーマー)は創世神の手先・ロックダウンに捕まってたのをオプティマスが開放して説得(腕力によりその場限りの仲間になったとさ。(エンディングでどこかへ帰っていく彼らはなんとなくシュール、、、)

人類とオプティマスによってロックダウンは倒されました。






、、、たったこれだけの内容に3時間もかけられたんだ、そりゃキレるやつもでてくるわい。




ただ戦闘シーンを見るだけの美麗映画な今作。なんか、劇場で見たときのアバターを思い出した
(映画館で見たからよかったのかなぁ)と


見て得も損もしない普通の面白さの映画でございます。


それでは