溜息の沼

愚考

ターミネーター ~ジェニシス~  ネタバレ(追記改定版)

あんま興味ないターミネーターシリーズ、しかし今作はなかなか面白いものでした。
リブートかと思いきや、そんなことはありませんでした。ちょっとみていて混乱しそうな内容かもしれませんね。
なので内容ネタバレから考察までささっと。


スカイネットを滅ぼしたジョン・コナーたち革命軍。
しかし次元転送装置がターミネーターを送りサラ・コナーを殺害に向かわせます。
そこで過去に行きサラを救うことになったカイル。
1984に飛びます。しかし飛ぶ瞬間ジョンはおそわれ・・・。

さて、1984ではサラとシュワちゃんが。
送られてきたターミネーターや液体金属ターミネーターを撃退するシュワちゃん。彼はサラが幼いころ未来からのターミネーターに襲われたときに、未来から助けに来た改造ターミネーターなのです。

また次の時代へ飛びスカイネットを壊そうとするサラですが、カイルはべつの時代へ飛ぼうと言い出します。

1984に来るさい、「ジェニシスをこわせ」という記憶があったと言い出すのです。

これは、飛ぶ際に別の世界線に来たからなのですが。
今作は今までの時間軸とは別の進み方をしており、世界線がかわっております。
なので少々厄介な内容でして。


さてさて、カイルの助言通り2017年へ。
ここでジョンと出会います。そして明かされる事実。なんとカイルはジョンの父親になる人物だったのです。

さてさて、そこへシュワちゃんが現れてジョンを撃ちます。それはなぜか?なんとジョンは細胞レベルで改造されてしまっていたのです。カイルが飛んだ瞬間のその後ですね。
人間でもなく機械でもなく、それ以上の存在に。
ジョンはその時代にスカイネットになるプログラム、ジェニシスをつくっていました。
カイル、セラ、シュワちゃんはなんとかジョンを撃退。ジェニシスも爆破します。
ジョンと共に死んだかに見えたシュワちゃんも液体金属を取り込んでアップグレート。
カイルは未来のため、子供の時の自分に「ジェニシスをこわせ」と未来につながる伝言をつたえ、セラと旅立つのでした。

ここでエピローグが一つ。
爆破されたジェニシスに会社。その地下で起動する謎の機械が。そしてそれをみつめるジェニシスのインターフェース。


わりとあっさり、だけど続編はやる気満々な今作。ターミネーターファンではない僕にも楽しめました。結構ファンサービス的な印象がつよかったのはなぜでしょうね?

何よりも劇中歌で僕が好きなワンリパブリックの曲が流れたのはテンションあがりましたね、さすがだぜ!


世界線の話や時間軸の移動、過去や未来の改変などやり始めたらきりがないこの題材、どう終わりに近づけていくのかたのしみ!かも。。。?

タイムパラドックスが起きないように、いつか大人になる幼少カイルに言葉を伝え、繰り返す時間軸を次に湯投げるお決まりのやり取りも。
しかし気になる文言が一つ。
ジョンは「いつもくりかえしてきた」といいました。
まるでほかの世界線もみてきたようなセリフです。
まさかジョンが預言者たる理由は、何度も滅んでいく世界を見てきたからでしょうか?
今回で世界が次のフェーズに移ったんだと僕は思います。もちろん、このさきで世界が滅びることがあればこの世界線は終了。
また別の世界線でジョンが一から世界を変えていく、、、といった繰り返しが待っているんだと思います。

さて、ジョンが死ぬ世界もあることでしょう、そうなればその世界は描かれることはありませんね。
つまり、僕が言いたいのは「描かれている世界線の話である以上、すべて繋がっている」と思うことなんですよね。ジョンは今作で死にました。しかし、ジョンがいたからこそスカイネットは滅びました(結果的に新たな脅威を産むことになったわけですが。

新たな脅威であるジェニシスはスカイネット崩壊時にジョンを襲い改造します。
ここから今作が動き始めるわけですが、このジェニシスはおそらくこのタイミングをわかっていてジョンをおそっています。
改造されたジョンがいるからジェニシスが生まれ、しかしジェニシスがいるからジョンもまた改造された、、、鶏が先か、卵が先か?

もちろん、この手の時間転送設定がある以上避けては通れない話です。
しかも多元世界みてーなものまでぶち込まれてます。もうわからんねこれは。

一番の謎である「サラをかたくなに守ろうとする、シュワちゃんを送り込んだのはだれか?」というのがいまだ明かされていないのも気になるところです。
はるか先の、成功を積み重ねていって平和な未来を勝ち取ったカイルたちなのか?
少なくとも、次元転送装置を起動できるほどこの世界を渡り歩いた人物でしょうね。

なかなか考えてみると面白いものですね。

ある意味すべてのやり直しに繋がる根本的な作品でした!面白いぞ!

ぜひみてね

バケモノの子 ネタバレ

待ってましたよ細田さん。
ここ最近の金曜ロードショーもなぜかチェックしちゃう。やっぱり細田作品は見てて心が温まります。

さて、今回のテーマですが」「父と子」だとみてて感じました。まるで和製リアルスティールとでもいいましょうか?
時かけはまぁ置いといて、、、

サマーウォーズは家族、おおかみこどもの雨と雪は母と子、そして今作バケモノの子は父と子。
次はなんだろうね?兄弟かな、夫婦かな

さてさてネタバレしましょうか。


9さいで母を交通事故でなくした蓮くん、親父は離婚してどこかへ。
親戚に引き取られようとするも、全部投げ出して家出します。
そんなとき、街中でバケモノについて来いといわれます。

そのバケモノというのが熊徹です。ポスターにいる熊のような奴。
熊徹は弟子を探していて、たまたまいた蓮に声をかけたのです。

人間の世界とは別の世界にあるバケモノの世界。
そのとある町では宗師という市長のようなバケモノがいました。が、そろそろ神に転生するとのことで次の宗師を探していたのです。
そこで力の強い熊徹と猪王山が矢面に立ちます。
猪王山は人徳もありまじめで強い、町中の人間に慕われています。
逆に熊徹は弟子の一人もいない不真面目の独り身。

さて、熊徹を追いかけてバケモノの世界に迷い込んだ蓮、そこで襲われるも坊主の百秋坊に救われます。
熊徹とその連れ、多々良と出会い弟子地しての生活が始まります。
名前は名乗らないほど不信感をもつ蓮のことを、熊徹は九太と名付けます。なんたって9歳だからね。

街のバケモノたちには馬鹿にされ、猪王山の息子の次郎坊にもいじめられる始末、そこを同じく息子の一郎丸に助けられる始末、もうなにやってもダメ。

家事をなんとかおぼえ、肝心の稽古。
しかし熊徹も粗暴もので、ガーとかグワーで教えた気になる。もう伝わらないもので、蓮改め九太も諦めます。
そんなとき、街中で出会った(こいつは割と最初からいました)チコとお話し中に「真似をする」ということを思いつきます。
熊徹の素振りを真似し、どんどん武術の才能を開花させてく九太。町のバケモノたちにも認められていきます。

こうして17歳になった九太。いつも通りの熊徹との喧嘩で逃げます。
気づくとそこは元板人間界。そこで出会った女の子の楓に勉強を教えてもらうという人間界とバケモノ界を行き来する生活が始まるのです。

そんなある時、ふとしたことを理由に本当の親父と出会う九太。
このさきのことを考えていると熊徹に勉強のことを問いただされます。
九太はここでもにげだし、本当の親父の元へ。

しかし、ここでも親父の言うことにどこか納得できない九太はここからも逃げ出します。

楓に励ましてもらい、次郎丸に励ましてもらい、熊徹の元にかえります。

しかし熊徹と猪王山の宋師決定戦がいざ始まっても九太は現れません。負けそうになる熊徹、そこに声をかけたのは九太でした。
九太の応援で勝った熊徹。しかし一郎丸が暴走し熊徹は刺されてしまいます。

この一郎丸、実は人間でして。捨て子だったのを猪王山が育てていたのです。しかしいつまでもバケモノらしく成長しない一郎丸は九太に嫉妬、しかも親の猪王山に心酔していたのです。


人間というのは心に闇を抱えている、それが爆発したら大変。というのがバケモノ界の偉い人に伝わる話でして、九太も例外ではありませんでした。しかし九太には熊徹がいたので心の闇は爆発しなかったわけです。

さて、一命をとりとめた熊徹。仇をうちに九太はいきます。
まずは楓に預けるものがあったので人間界へ。しかしそこのは一郎丸が。

一郎丸の念動力になすすべない九太の元に一つの剣が降ってきます。それは、九太のために宗師の力をつかって付喪神に転生した熊徹でした。九太の心のなかに入り、一つになった九太と熊徹。その力で一郎丸を撃退します。

こうしていつも通りになった世界、九太は本当の親父の元で、心の中の熊徹に語り掛けながら。
一郎丸はバケモノ界で家族と共に、それぞれ生活に戻ります。


だいたいこんなんでした。
僕の端折り方が下手なのであれですが、マジで面白かったんです!
見ていても疑問点なんておこないすっきりした、それでいてちゃんと泣かせにくるこのお話。さすが細田監督やが、、、。


ぜひ見ていただきたい!
では~

マッドマックス~怒りのデス・ロード~ ネタバレ

割と楽しみにしていた今作です、普通に楽しめた。

マッドマックスシリーズは事前にチェックしていまして、それも楽しめた要因かと思います。
マッドマックス3から時代もたっており、昔じゃできなかったことを監督はやりたかったんじゃないでしょうか?
話をきくと、リブートとは言わないが、それに近いものらしいです。いや、もういっそリブートと認めたほうが楽しめたんじゃ、、、。

さて、内容なんですがやっぱりほぼほぼ世紀末。北斗の拳などに影響をあたえたとかなんとか。
でも一番マッドだったのは日本公開スタッフでしょう。なんであんんあキャスティングにしたのだ、お前らが一番狂っている!
テンポもよくてサクサク進むのですが、常にアクションと怒号の嵐。さすがにこんな疲れる映画もないんじゃなかろうか?


続編も規格があるらしいので割と楽しみ(おじゃんにならなければ、、、ね。)

さっさとネタバレかきまーす。


いつも通り荒廃して文明の滅んだ世界です。車と生活のためにガソリンと水を奪い合う人たちですが、マックスはそうそう捕まります。戦士マックスの勇士はどこへ、、、。

捕まった先はある砦。ジョーとゆう長が統治する山間です。そこでジョー湧水を独占して神気取り。
ある日、近隣のガスタウンを取引をしてさらにエネルギー源の確保をしようと部下のフュリオサを派遣。
しかしフュリオサはジョーに幼児の時にさらわれた身、故郷の「緑の地」へと戻りたい。ついでにジョーの子供を産むための女たちも助けようとトレーラーに詰め込んで逃走します。
マックスは捕まったあと、ジョーの部下、ウォー・ボーイズのニュークスの輸血袋として捕まってましたとさ。

フュリオサの裏切りに気づいたジョーは追撃。
ニュークスはマックスを車に縛り付けて後を追います。

追われながらもフュリオサはなんとか砂嵐に逃げ込みます。マックスも抜け出し共に行動します。
ニュークスは気が付いた後、後から来たジョーと合流しました。

次は谷を越えることになったマックスたち。ジョーたちに追われ、かつ、谷を拠点にする賊から逃げ出します。そこから先は湿原だったのですが、まぁ追ってくるわな。

このときには「ジョーの期待を裏切った」と嘆くニュークスが仲間に。
逃げ出した女の一人と恋に落ちていました。

その先には「緑の地」が元あった場所。そこで「緑の地は滅んだ」とフュリオサは聞かされます。
マックスの提案で一同は砦に戻ります。
そこなら水もあるし草木の種も植えられるし、ジョーも部下を連れてきてるから砦丸々奪えるじゃん!ってことです。

来た道を戻りながら戦う一同。ジョーを殺すころには敵も味方もほぼ全滅。
しかしなんとか戻り砦の水も解放して万々歳。マックスはやり遂げた顔で砦を去りましたとさ。




いざ簡単に振り返ると、内容なんてほとんど無いんですよね。ただこのいかれた世界を楽しむだけの映画なんです。

たまにはアクション漬けの映画も楽しいですね、考察なんてしなくていいし。


ただこればっかりはマジで疲労感半端ないので見るときは覚悟がいります。絶対。

監督のジョージさんも、シリーズ撮影してる頃にはもうこれを考えていたんでしょうか?
マッドだぜ。。。



では~

トゥモローランド ネタバレ

せっかく見たんでネタバレ書きますね。
公開初日に見てきたんですが、内容がここに書くほどなかったので迷いましたが。。。まぁせっかくだし!しぶしぶ!

さて、感想ですがCMに騙された感がやはり強い。ディズニーはやはりディズニーなのか?肌に合いませんでした。そりゃあジョージ・クルーニーはかっこいいしヒロインのリットちゃんも【適度に】かわいい。
残念ながらウォルトディズニーは出てきませんけどね、、、じゃあ「ウォルトディズニーが残した秘密」なんて煽り文句は使わんでくれ。。。

しかしディズニーである理由が果たしてあったのでしょうか?
いや、無い!
しいて言うならスターウォーズのグッズが1シーンで使われまくってた。まるで「スターウォーズは俺らのもんだ」とでもいうように。
内容はよくある世界崩壊もの。意外だった。まさかそうくるとは、、、解決方法はもちろん「みんな頑張ろうぜ!」な根性論。そこには使い古されたメッセージが残るのみ。なんなのこれ。。。


さっさとネタバレ。


小さいころに万博でトゥモローランドの存在を知ったフランクは、そのままトゥモローランドに住むことに。しかしフランクは「未来を映し出す装置」を開発することでトゥモローランドを追放されます。
理由は後述。
ちなみにトゥモローランドというのは、あらゆる優秀な科学者などが集まり、異次元に作り上げた世界のこと。

さて、ケイシーという17歳の女の子は未来におおきな希望をもつ女の子。だからトゥモローランドへの案内人(?)のアテナに認められるわけです。
アテナは滅んでいく世界をなんとかするためいろいろ暗躍していたトゥモローランド産の古いロボなんですねー。
しかしトゥモローランドの数少ない人間はわざわざ滅んでいく人類を救おうとは思ってないわけです。
なので、アテナは邪魔なんですねー。

アテナの案内でケイシーはフランクと会うことに。
フランクはトゥモローランドを追放された身ですが、行き方は知っているわけですよ。
行きたがらないフランクでしたが、ケイシーが特別な存在(世界を救える鍵)だと知り、協力することに。

さて、エッフェル塔にワープしてそこからエッフェル塔の隠しロケットで時空を超えてトゥモローランドに向かうフランク一行(しょうがないだろ?本当にこんな行き方なんだから。トンデモ発想万歳)

そこで荒廃したトゥモローランドにいるアテナを狙っていた黒幕ニックスはのこのこ来たフランクらをとらえます。

さて、ここで【未来を見通す機械】が出てきます。
この機械、世界の人々の意識を取り込んでおり、世界中の誰もが「この世は滅ぶ」と思っているため、それを具体化してるんですね。地球温暖化とか戦争とか。
なのでこの機械をぶっ壊して世界中のみんなが意識改革すりゃ世界は救われる!ついでにトゥモローランドの敵も倒してここをよりよい世界にして住んでしまおう!ってな感じ。

アテナの犠牲もありながら、敵を打倒したフランクたち。
ケイシーのような「希望に満ちた人々」を探し出し世界の運命を変えよう!

で、終わり。




なんなのーーーーーーーー薄っぺらい話だなぁおい!いまどき誰がこんなの推すんだ!?
アルマゲドンでもう満足だよ僕は!!!
ディズニーらしく「夢と希望」に満ちた映画だとは思っていましたが、ここまでキラキラしてましたか、、、。

もちろんいいところもありましたよ?ジョージ・クルーニーとか、、、。
あと、作中に「二匹の狼がいました。悪と絶望の狼、善と希望の狼です。どっちが息のこうでしょう?」
「餌を与えられた方の狼だ」という教訓があります。まぁ作品の根本を指しているだけの言葉ですが、冒頭でわかりやすいヒントをくれたのは親切でしたね。説明するとしたら「結局はどっちに餌を与えるか(希望か絶望かどちらに寄るか)で決まる」ってだけ。



しばらくこんなハッピーな映画はパスしたいです。

ではでは~

ラン・オール・ナイト ネタバレ感想

さてさてラン・オール・ナイトをみてきました。
内容なんですが、まぁまぁよくある感じの映画でした。
逃亡者とかセブンみたいな傑作とはいいませんが、なかなかドキドキしました。
なんていえばいいですかね、、、敵から逃げつつ敵を殲滅する映画なんてありましたっけ?
しいて言えば沈黙と逃亡者てきな、、、?


さて今作ですがキャストのおっさんたちが渋い渋い渋すぎる!しかし内容は意外と家族愛なんてのも見て取れる内容でして、、、あんまり映画をしらない僕からしたら珍しいわけです。
不器用だけど子供は愛してるのがポイントなのかなーと。まぁ僕は誰に感情移入すればいいかわかんなかったけども。

おじさんたちですが、なんか見たことある人たちばかり。エドハリスくらいは僕もしってたけども!

さっさとネタバレ書きますよ。








ジミー、、、元殺し屋。ショーンを尊敬していて、彼のために多くを殺してきた。息子のマイクがショーンの息子ダニーに殺されそうになったため彼を殺害。ショーンたちから狙われることになる。「殺したのは俺だ、息子は見逃してくれ」と頼むがショーンはこれを断る。ほぼ離縁していたマイクに「夜明けまでに片づけるからそれまでともに行動してくれ」とたのみ、守る。警部のジョンに「今までの殺しをすべて白状し、自首するから息子を守ってくれ」と頼み込む。

マイク、、、ボクシングトレーナーを兼任するリムジン送迎者。ショーンに仕事を持ちかけるが断られダニーから金を回収しようとするマフィアが、ダニーに殺される場面を目撃。妻子を守るために仕方がなくジミーと行動する。

ショーン、、、NYの裏世界のボス。かつては街のトップになるために汚い仕事をやっていたが現在は麻薬などを許さない方針を取っている。ダニーがもってきた麻薬の仕事をけったのが発端になる。
息子には厳しく接するがなんだかんだ愛してる。警察を裏からあやつりジミーたちを追い込む。

ダニー、、、クズ。


さて、話の起こりはこんなところでしょうか?
それぞれ家族のために動いている、芯のある人たちだったと思います。

逃亡中、マイクは「一緒に事件を目撃していたジムの少年が心配だ」となり、彼を探しに団地へ向かいます。そこに現れたのがショーンの刺客コモン。マイクの家族が避難した湖に先回りしようとしたがマンションで邂逅。撃ちあいを演じる。
なんとかこれを退けたマイクとジミー。マイクは家族の元に、ジミーはショーンに決着をつけにいく。

ショーンとその仲間を殲滅した後はマイクの元へ向かう。
湖でマイクとその妻子に挨拶をすませて、これでもうあとは自首するだけ、、、そんなところにコモンが追いかけてくる。
マイクの妻子は森に隠れ、ジミーはコモンと戦うことに。
しかし腹を撃ち抜かれ倒れてしまう。妻子を守るためにマイクも立ち向かうが弾切れで追いつめられてしまう。
マイクが撃たれるその瞬間、ジミーは最後の力で立ち上がり、コモンの姿が見える一瞬を撃ちぬく。
コモンを殺し、マイクを守ったところでジミーもまた死んでしまう。

こんな感じの内容だったとおもう。




しかしまぁー。最後のド頭ブチ抜きがとてもかっこいい、プロって感じ。
こんな終わり方も好きですが、最後のシーン、、、コモンが先回りしていてマイク共々殺されていた、、、なんてのもあればもっと好きだったんですけどね、、、何事も救われればいいってもんじゃない。そんな感じ。



アクションはあんまり見ないのですが、こればっかりは面白かったと言いたい。
こういう映画をもっと作ってね。

本日はメイズランナーも見てきましたのでそちらもぜひ。
ではでは~

メイズランナー    ネタバレ感想

休みだったので朝から映画三昧ですよ、もう頭痛い。

さて、すでに公開してから数日たちましたこれらの作品。見てない方はどうぞってな感じで。
どちらもそこまで期待してはなかったのですが面白かったので紹介しときます。

たまたま選んだこの2つですが、どちらも緊迫感と疾走感のある映画だったと思います。

真逆だったのは、キャストや広告をうけての知名度でしょうか?

メイズランナーはそれほどたいしたキャストではなかったとおもいます。
最近はほぼ無名の若い俳優がたくさんみかける、、、キャスト面ではそんなですがCMガンガンながして「若い子たちが見に行く」ような作品だったとおもいます。しかし「3部作」とわかっていながら引き込まれる内容でした。しかも予定では年内にも公開だとか!

いやいやスパン早すぎでしょうに、、、ハリーポッターだって年一だったでしょうに。
寄生獣とかも半年とかそこらで公開してたし、、、もうちょいスパン長くして~~長く楽しませて~~


さてネタバレ


気が付くと目が覚めるトーマス。なんか地下エレベーターで寝てた。
地上に着くとそこには若者がずらり。リーダーのアルビーに起こされ話を聞くと「記憶を消されここに送られてくる」とのこと。
毎日、日が暮れるとメイズ<迷路>は形を変えるとのこと。メイズに入るには仲間内で決め合ったランナーと呼ばれる若者だけが探索できる。それが村のルールでした。

働かざる者食うべからずというかなんというか、トーマスは作物を手伝うことに。森区画に肥料を探しに行くと半狂乱の仲間が!なんとか逃げ出し他住人から話を聞くと「チェンジ」という病気らしい。
メイズに入り、夜に閉じ込められるとモンスターに殺されるという。それに殺されなくとも刺されれば病気、こうなれば村のルールでメイズ送りになります。

しかし昼間から刺されるというのは異例らしく、アルビーとランナーのリーダー・ミンホはメイズへ。
しかし夜になっても戻らず、みんなが心配する中閉じる門の向こうに倒れたアルビーとミンホの姿が。
扉が閉まる瞬間にトーマスは助けに入り、結果3人が夜のメイズへ。
半機械モンスターを動く壁に挟む形でなんとか倒すミンホとトーマス。朝になり刺されたアルビーを担いで村へ帰ります。

初の帰還者ということでモンスターなどのついて話すトーマス。正式にランナーとして認められますが頭の固いギャリ―に目の敵にされます。
後日、モンスターの死体場へいくと、内臓のなかに点滅する機器が。
取り出し、村に戻ります。
ミンホが話があるということで村はずれの小屋に行くとそこにはミンホ手作りのメイズ全体の模型があります。いわく「出口がないのはわかっている」とのこと。皆に希望を持たせるために黙っていたらしい。そんな話をしていると、新たな若者がおくられてきます。
本来は月に一度の補給物資とセットで送られてくるはずなのに、トーマスが来てから数日なのに、、、ギャリ―は「お前が来てからだ」と怒ります。そして女の手には「これで最後」というメモが。

さて、目覚めるまで何をしよう。ということで、モンスターから手に入れた機器に記された番号の区画にミンホと二人でむかいます。そこは機器がキーとなっており、奥にはモンスターの体液が、、、。
またまた動き出すメイズからなんとか脱出する二人は出口を見つけたと確信します。

女がもっていた青い薬の存在をしらされたトーマスは、死にかけのアルビーにこれを投与します。
すると、チェンジが治ったじゃないか!しかし正常になったアルビーは「トーマスと女に、ここに送られた」と言います。場が困惑する中、村が騒がしくなってきました。
夜になるのにメイズの扉が閉まらないのです。
案の定、大量のモンスターがやってきます。村人はどんどん殺されていき、夜が明けてモンスターがいなくなるころには数人しかのこっていませんでした。

翌朝、ギャリ―はトーマスと女を始末しようと彼らを縛り付けます。
しかしミンホやその他の仲間たちの協力でなんとかメイズへ、出口を目指していきました。

出口と思しき場所に向かうとそこにはモンスターが。
キーを少年チャックにわたし、なんとか扉をあけ逃げ込みます。

その先にはトーマスが見覚えある施設。
長い廊下の先で荒れ果てた設備室を見つけます。そこで自分たちが監視されていたことをしるのです。
室長と呼ばれる女性のビデオメッセージによると「地球は太陽熱で滅んだ。その後フレアと名付けられた絶対致死のウィルスで人間がさらに死んだ。君たちはなぜかフレアに感染しない若者だったので、集めて「困難な状況からの脱出」を実験していた」と伝えられます。そしてビデオの終わりでは施設が襲撃され自害する室長の姿が。

そこに現れたのは後を追ってきたギャリ―(どうやって追いついたんだ、お前はメイズの全体を知らなければキーももってない、しかも出口は塞がれてるだろうに)
ギャリ―は敷地内でひろった銃を撃ちます。瞬間にミンホが槍で殺しますが弾はチャックに。チャックも死んでしまいます。
そんなとき、施設の扉が開き謎の軍隊が。彼らはヘリに乗せられ「ここは無事だ」と言われます。そして見下ろすとそこには広大な砂漠とメイズが。

シーンは変わり、スーツの男たちの前に血糊を拭きながら室長が「実験は次の段階へ」としめくくりました。


さてさて、2部ですが今度は砂漠が舞台です。
メイズは各地にあり、そこを脱出した若者たちを砂漠に集めました。そこで何が起きるのか楽しみですねーってなわけです。
どうせなら続けて見たいですが、、、見てて疲れる。あとワンパなんで魅力もさほどなんですよねー、、、ドラマシリーズでやってほしかったかな!!!

さてさて、本日はラン・オール・ナイトも見てきたのでそちらのネタバレもよければぜひ~

ではでは

チャッピー 感想考察

どうも。

今回はチャッピーを見てきました。
正直、こんなに重い話だとは思わなかった。公開前から映倫が云々とかいろいろ言ってた今作ですが(結局何だったんだ?)面白かったと思います。

監督のニールさんの作品が僕は大好きで、第9地区とかエリジウムとか、それに近い内容だったと思います。
それらが好きな人は今作も見てみてね。

んじゃあらすじネタバレを。。。





2016年のヨハネスブルクが舞台。犯罪がおおいこの土地で、警察は「スカウト」と呼ばれるロボット警察隊を導入します。これにより犯罪率も低下していました。
そんな町で強盗をトチった3人組、ニンジャ・ヨーランディ・アメリカの3人が「ロボットを作っている奴を捕まえてマシンをオフにしちまおう」と考えます。

そのころ、マシンに意識をもたせることを研究し、完成させたスカウト開発者のデオン。廃棄予定のスカウト22号と起動させるためのガードキーを会社から持ち出します。
しかし、道中で3人に誘拐され、マシンを動かすように言われます。
そしてAIを組み込み起動して生まれたのがチャッピー。最初は生まれたてなので言葉もわかりませんが、すこしづつ学習していきます。

デオンは解放された後もギャングのもとに来ることに。ギャングたちはチャッピーを「ママはヨーランディ、パパはニンジャ」として調教します。

しかし意識は子供のままのチャッピー、犯罪を手伝えないロボはいらないとニンジャに遠くに置き去りに。
チャッピーはヤンキーにボコボコにされながらも逃げ出し、一息。

そのころ、デオンの同僚ムーアが動き出します。
ムーアは、ムースという警察兵器を開発していましたが、スカウトのよりこれはお蔵入り。デオンを憎んでいました。ムーアはデオンの企みに気づき、ガードキーを取り戻しにチャッピーを狙います。

一息ついていたチャッピーを襲うムーア、ガードキーも取られてしまいます。

ボロボロになりながらまたも逃げだすチャッピー、なんとかギャングたちの元へ帰宅。

ニンジャに「お前の新しい体を買うために強奪を手伝え」といわれ、チャッピーも手伝うことに。

そのころムーアはガードキーを使いすべてのスカウトをオフラインに。そしてムースをつかい、その有用性を証明しようとします。
停止するスカウト、チャッピーももちろんです。
デオンはチャッピーを引きずりラボへ。なんとか復活させます。
そこで見たムースをみて「意識を取り出し、ほかの身体に移す」ということをおもいつきます。

バッテリーも交換できない、体もボロボロなチャッピーは、デオンに無理だと言われてもそれを拒み、再びママのとこへ戻ります。

そして現金強奪を手伝っていたところを目撃、放送されたチャッピーを殺すためにムーアはムースを起動、チャッピーのもとへ向かいます。
強奪は成功したものの、ギャングの親玉(3人の上役)が彼らの元に。抗争が始まってしまいます。

デオンが駆けつけており、デオンもまた巻き込まれます。
そこへムースがおりたちます。
すべて壊していき、アメリカも真っ二つ・デオンとニンジャも敵に撃たれて瀕死・ママのヨーランディを死んでしまいます。

デオンの持ってきていた武器でムースを撃破したチャッピー、「意識を取り出し、移す」ことを覚えていたチャッピーは瀕死のデオンをかかえラボへ。
ラボで待っていたムーアをボコしたあと、最後のスカウトのテストボディにデオンの意識を移すことに成功。デオンもまた機械として生まれ変わりました。
警官隊が殴り込むまえに、チャッピーの意識もまた、そとに倒れていたボディに移します。

数日後、ヨーランディと別れをすませたニンジャは「ママの意識」と書かれたUSBを見つけます。
チャッピーはこれを覚えており、ラボをハッキング。停止していた工場を起動させ、ボディを組み立てます。そしてUSBの中の意識データを送信すると。。。


以上で、端折りましたがネタバレになります。

しかしまー、チャッピーがかわいそうで仕方がない映画でした。
見た目が機械でも中身は子供ですからね、見てて堪えられなくなる。

ムーア役のヒュージャックマンがこれまたイケメンでして、てゆうかウルヴァリンのイメージが強すぎて違和感しかなかった。いや、好きだけどもさ。。。

さて、最終的には人間の中身をそのままマシンに移すという、最近はやりの設定でした。
しかし見るたびに思うのは「生命の冒涜」なんですよね。
「人間と機械が共存する社会」なんてイメージがSFではおおく見られますが、この映画はそのきっかけ・前日譚に近いものだと思います。永遠の身体を手にいれてしまったデオンとチャッピー、最後には人類に捕まりその技術が解明、人類全体が機械化の未来が見えること見えること。。。命ってなに?作れちゃうしコピーももできちゃうの?て思うわけですよ。そんなのかなしいなぁ。


ただ見てるだけではハッピーエンドかもしれません。しかし、その後の話を考えると「これがハッピーエンドだと?」って思える。第9地区もそんな映画でした。

ちょっと穿って見てほしい映画でした。おもしろかったよ!

ではでは~